値引き交渉の考え方~一戸建て~
契約までの段取りがある程度見えてくると金額交渉を考える機会が訪れます。
もちろん少しでも安くなることに越したことはないですが、実際会社は応じてくれるものでしょうか?
今回は一戸建ての値引き交渉について調べて行きましょう。
・新築住宅と中古住宅の違い
まずは新築と中古での違いについて解説していきます。
新築の場合、金額は間取りがある程度決まるまではっきりと提示はありません。
反対に中古では販売図面に価格提示がされています。
双方入り口の段階で違いが発生するのでよく確認しましょう。
・中古住宅
価格が確定している分金額交渉はほとんどの方が相談されます。
相場というものは特にありませんが、「築年数」「エリアとしての希少価値」「リフォーム歴」といった面から金額相談幅は変化してきます。
築浅や直近でリフォームを行っている場合建物は住みやすい状態になっているので大きな値引きは望めません。
販売を始めてから年数がかなりかかっている場合や、築年数に対してリフォーム歴が無しの場合、修繕費用や耐用年数を考慮した金額交渉が望めます。
・新築住宅
新築の場合、間取りが確定していないと坪数もわかりませんので、いわゆる「坪単価」の算出ができません。
何度か打合せを重ねた先に金額交渉が始まります。
・値引き交渉可能
決算月や、月末といった時期に交渉が多くみられます。
各社月ごと、四半期ごとなど、達成予算が社内で設定されているはずなので、このようなタイミングで互いの利害が一致するケースが多いですね。
・値引き交渉不可
打合せ初期段階から「値引きはしません」とはっきりお話があるメーカーもあります。
そのかわりにキャンペーンとして何か商品提供があったり、無料で設置サービスなどの対応もしてくれるメーカーがあります。
値引がすべてではないと思うので、しっかり内容は最後まで聞いてみると良いと思います。
各社交渉時の提案や駆け引きは出てくると思います。
金額だけに捕らわれず、総合的に満足できる会社の選定をしましょう。